サトウキビ、とうもろこし、コカの葉など、自然の状態であれば中毒性はありませんが、一旦精製されるとその性質は一変します。

精製された砂糖、コーンシロップ、そしてコカイン。これらは、全て精製過程を経た後、一部の人々にとって中毒性を持つようになります。

そのため、精製された砂糖を過剰摂取すると、思わぬ体調不良につながる可能性があるのです。これが糖尿病や肥満の一因となるわけです。

精製されていない砂糖の特徴

では、私たちの食生活に欠かせない甘さ。その元となる砂糖ですが、その中でも「精製されていない砂糖」についてどれほどご存じでしょうか？

自然の恵みであるサトウキビやとうもろこし、コカの葉といった原材料は、そのままでは人体に対する中毒性を持たない安全な食品です。

しかし、それらを精製して作られる砂糖やコーンシロップといった製品は、体に対して依存性や中毒性を引き起こす可能性があります。

それに対して、精製されていない砂糖はどうでしょうか？

精製されていない砂糖、たとえば黒糖やきび砂糖、甜菜糖などは低GIのため、消化・吸収の速度がゆっくりで、血糖値の上昇も緩やかです。

また、精製時に除去されてしまいがちなミネラルやビタミン、カルシウムなどが豊富に含まれているので、身体への恩恵は言うまでもありません。

「君に届けるカレー」にも含まれている黒砂糖の特徴

「君に届けるカレー」に含まれている黒砂糖ですが、黒糖はサトウキビの汁を絞り不純物を取り除いたうえ凝縮したものです。

まったく精製されていないので、カリウム、カルシウム、鉄分、リンなどサトウキビが本来持っているミネラルが豊富に含まれています。

その分、コクと風味があるので、カレーなどの煮込み料理にぴったりです。

美味しさに溺れてもらいたい、そんな我々の願いを引き立てるのは、それこそが精製されていない砂糖の持つ自然な甘さかもしれません。

心地良い甘さと栄養価、そこにバランスを見つけることが健康的な食生活への鍵となるのです。